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Column
オーラルケア
健康経営
最近、滑舌が悪くなった、口の中が乾くようになった、むせるようになったなど感じることはありませんか?それは、「口腔機能低下症」のサインかもしれません。「口腔機能低下症」という言葉、聞きなれないかもしれませんが、口腔機能の衰えが引き起こすQOL低下は、今、政府や医学会、歯学会などで注目を集めています。
このコラムでは、口腔機能について解説すると共に、就労世代において口腔機能が重要な理由を解説します。
口腔は、食べることや話すことにおいて重要な役割を果たしており、食べ物をかみ砕く咀嚼、飲み込む嚥下、唾液の分泌、味覚、発声などの機能があります。
咬合力(噛む力)、咀嚼、嚥下などの機能が低下する症状を「口腔機能低下症」と呼び、2018年4月から正式に病名として認定されました。、この「口腔機能低下症」を放置すると、栄養不良などに陥って全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。また、話す機能が低下すると、コミュニケーションにも影響がでるため、身体だけではなくメンタル面にもマイナスに作用することが考えられます。
口腔機能は子ども(乳幼児・学齢期)の間に基礎が形成されます。成人期以降になると、口腔機能を向上させるのは簡単ではなく、どれだけ衰えを防げるのか重要になってきます。
子どもの噛む力を鍛えるためには
コチラ ※外部のウェブサイトへ移動します
一般的に、口腔機能の低下は加齢と共に起こります。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(2019年,https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html)によると、「何でもかんで食べることができる」割合は、20代では約97%でしたが、30代から徐々に減少し、40代では約92%、50代では約85%、60代では約70%でした。
口腔機能の低下と言うと、高齢者になってからというイメージがあるかもしれませんが、就労世代にも身近な症状なのです。
また、こちらは食事中の様子について聞いた調査結果です。「口の渇きが気になる」「半年前にくらべて固いものが食べられなくなった」「左右両方の奥歯でしっかり噛みしめられない」と回答した人は20代から30代にかけてまず割合が上がり、そこから徐々に年代に応じて上がっていきます。このような結果からも分かるように、自分にはまだ関係ないと思わず、早めに気をつけることが重要です。
口腔機能が低下すると、食べることや話すことに支障が出てきます。
例えば下記などが考えられます。
柔らかいものばかり好むようになったり、十分に噛まずに飲み込むため、消化が悪くなったりします。また食べるのに時間がかかってしまい、食事が楽しくなくなる場合もあるでしょう。最近では、噛むことは脳の活性化に繋がるという研究結果もあるため※、口腔機能が低下すると、集中力や記憶力の低下に影響する可能性もあります。
さらに、片方の歯で食べることが続くと、顔の筋肉バランスも偏ってきて見た目にも影響します。
Kiwako Sakamoto et al. (2009) “The effect of mastication on human cognitive processing: a study using event-related potentials”
滑舌が悪くなるなどうまく会話ができず、積極的に会話することができなくなったりします。自己肯定感が低下し、コミュニケーションにも影響が出てきて、メンタルヘルスの悪化にも繋がります。
これ以外にも、むせや誤嚥性肺炎のリスクなどが挙げられますが、日常生活の楽しみやコミュニケーションに問題が出てきてしまうのは嫌ですよね。
実際に口周りに不調を感じている人は、そうではない人に比べて生活の満足度が1.8倍低いことが分かっています。
食べることや話すことはQOL維持・向上に欠かせない要素のため、おくちのケアを普段から行っていくことが重要です。
口腔機能が低下していないかは、歯科医院で問診や検査などで調べることが可能です。気になる方は歯科医院で早めに相談してみましょう。
また健康経営支援サービス「おくちプラスユー」では、企業で働く従業員の方にオーラルケアセミナーを提供しており、口腔機能の重要性やセルフチェックの方法をセミナーの中でご紹介することも可能です。
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今回は2018年の診療報酬改定で注目されている「口腔機能低下症」について紹介してきました。高齢者の病気のように思われがちですが、就労世代でも実は身近な病気のため注意が必要です。口腔機能が低下すると、食べる・話すだけではなく、コミュニケーションやその先の生活の楽しさにも影響してしまいます。大人になってからは、口腔機能を向上することは難しく、いかに下がらないようにするかが重要なため、若いうちから対策していきましょう。
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