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健康行動を習慣化させるには「オーラルケア」がオススメ?!

健康のためにランニングを習慣化したい、読書や勉強を習慣化して知識をつけたい、そんな風に「習慣化」を目指す方は多いのではないでしょうか?
健康経営においても、従業員の「禁煙行動の習慣化」や「ウォーキングの習慣化」などに向け、様々な施策を検討されているご担当者様も多いかと思います。
今回は、「健康行動の習慣化」にスポットを当て、習慣化するための秘訣や、健康行動の習慣化を狙った取り組み事例などをご紹介させていただきます。

01 習慣とは?

様々な場面で「習慣」という言葉が使われていますが、習慣とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
習慣とは、一般的に、以下のように定義されています。

  • 長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと
  • その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方
  • 心理学で、学習によって後天的に獲得され、反復によって固定化された個人の行動様式

出典:デジタル大辞泉

繰り返すことで無意識でも行えるようになった行動を「習慣」と呼びます。
私たちの生活は、睡眠や食事、運動など、様々な習慣で構成されています。ある研究では、一日の行動における習慣の割合は47%という結果も出ています※1。睡眠も習慣に含まれるため、時間に換算して考えると、私たちの一日の大部分は習慣から成り立っているといっても過言ではありません。
日々の「行動」はどのようにして「習慣化」されるのでしょうか?

02 習慣化メカニズムとメリット

習慣化には脳の働きが深く関連しています。
「ある状況」で「ある行動」を行い、「報酬を得る」という一連のサイクルを繰り返し行うことで、習慣化が促進されます。例えば、食後にコーヒーを飲むことでリラックスするなどが、その一つです。はじめは報酬の大きさが行動に移すモチベーションとなりますが、繰り返すうちに報酬への依存度が低くなります※2。先ほどの例でいうと、リラックスのために飲んでいたコーヒーを当たり前のように飲むようになるというイメージです。
習慣化のメリットは、行動を起こす際の意思決定コストが低くなることにあります※3

例えば、運動や学習など、やった方が良いが気の進まない行動は習慣化することで、行動を起こすまでの時間が短くなります。生活の中でうまく習慣化することで、行動の先にある健康の維持増進、自己実現などを達成することに繋がります。
しかし、習慣化できずに三日坊主になってしまうという経験をした方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、習慣化の3つのポイントをご紹介します。

03 習慣化するためのポイント

  1. 状況と行動を紐づける
  2. 小さく始める
  3. 環境が変わるタイミングで始める

以下に、詳しく説明していきます。

①状況と行動を紐づける

習慣化したい行動と、自動的にその行動が引き起こされる状況を結びつけることが重要です。
例えば、「電車に乗る(状況)」と「参考書を開く(行動)」や、「就寝前(状況)」と「ストレッチをする(行動)」などが挙げられます。こうすることで紐づけた状況に置かれたときに自然と行動に移すことができるようになります。

②小さく始める

何かを始める時は、小さく始めることもポイントです。例えば、筋トレを続けたいのに、「1日100回腕立て伏せをする」というハードルの高い目標から始めてしまうと、いざ始める際になかなかモチベーションが湧きません。「1日3回でも良いので続ける」など小さな目標から始めてみると、行動を起こすときにモチベーションに左右されにくくなります。

③環境が変わるタイミングで始める

就職や転職、異動など環境が変わるタイミングで始めることも大切です。周囲の環境が変わると、行動パターンが変化するので、新たな目標に向けた行動を始める良い機会になります。環境を大きく変えるのは難しいですが、環境を小さく変えることでも効果が得られます。食生活の改善を例に挙げると、目につく場所に野菜や果物を置いて環境を変えることで意識があがった結果、これらの食材を繰り返し摂るようになり、体重減少に繋がったという報告もあります※4

  • Wood W, Quinn JM, Kashy DA. 2002. Habits in everyday life: thought, emotion, and action. J. Personal. Soc.Psychol. 83:1281–87
  • Lipton, D.M., Gonzales, B.J., & Citri, A. (2019).Dorsal Striatal Circuits for Habits, Compulsions and Addictions. Frontiers in systems neuroscience, 13, 28
  • Lucas Carden1 and Wendy Wood. Habit formation and change. Current Opinion in Behavioral Sciences 2018, 20:117–122
  • Carels RA, Burmeister JM, Koball AM, Oehlhof MW, Hinman N, LeRoy M, Bannon E, Ashrafioun L, Storfer-Isser A, Darby LA, Gumble A: A randomized trial comparing two approaches to weight loss: differences in weight loss maintenance. J Health Psychol 2014, 19:296-311

04 実は「オーラルケア」は習慣化にオススメ

オーラルケアは上記3つの習慣化のポイントに当てはめて行動しやすいため、健康習慣の第一歩としてオススメです。それぞれのポイントごとに見てみましょう。

①状況と行動を紐づける

歯みがきは起床後や就寝前など毎日決まった状況で行っていると思います。そのため、例えば新たにデンタルフロスを習慣化したいときも、「就寝前の歯みがきをした後(状況)」に、「デンタルフロスを使う(行動)」と結びつけることで、実現しやすくなります。就寝前に新しく外に出て走るなどはハードルが高いですが、毎日の歯みがきに関連付けた行動は、自然に無理なく習慣化しやすいと考えられます。

②小さく始める

洗口剤(マウスウォッシュ・デンタルリンス)は、口をすすぐだけで簡単に使えます。数十秒程度で終わるので、新しく始める健康習慣として気軽に取り入れられます。まずは洗口剤などのオーラルケアから始めて、そこで自信をつけたり、意識を高めたりすることが、他の健康行動の習慣化にも繋がるかもしれません。

③環境が変わるタイミングで始める

環境が変わることが多い新年度は、新たな出会いが多くなり、口臭などのエチケット意識が高まります。また、先ほど挙げた目につく場所に置いておくと習慣化しやすいという例は、オーラルケアにも当てはまります。ご自宅の洗面台をイメージしていただくと、オーラルケアグッズはハブラシの近くに置くことが多いかと思います。ハブラシの近くにデンタルフロスや洗口剤を置くことで、歯みがきをするときに目につきやすくなり、忘れずに実施することに繋がります。

ここからは、企業での取り組み事例をご紹介します。

05 企業で健康行動を習慣化させた具体的な事例:新入社員研修の概要

「入社」という環境の変わるタイミングを迎えた新入社員に対してオーラルケアに関する研修を行いました。
研修では、歯科衛生士から、むし歯や歯周病予防だけでなく、「人に与える印象」や「口臭対策」の観点からも歯と口のケアが重要であることを解説し、歯や口の悩みを抱える人の割合が少ない若手社員にも興味を持ってもらうようにしました。また、歯みがきやデンタルフロスの使い方に加えて、「歯みがきの後に紐づける」「まずは小さな行動から始める」など、習慣化のポイントについても説明を行いました。

さらに、研修で意識が上がったタイミングで、すぐにケア行動を始められるように、直後にセルフケアアイテム(携帯用歯みがきセット、デンタルフロス、洗口剤)を配付しました。

06 健康行動を習慣化させた具体的な事例:新入社員研修の結果

実際に研修を受けた新入社員には、どのような変化があったでしょうか。研修前と、研修1カ月後、習慣化の状況について、調査をしました。

<結果>
  1. 平日の1日3回以上の歯みがき実施率:研修前34%から研修1ヵ月後92%まで増加
  2. デンタルフロス週1回以上の使用率:研修前46%から研修1ヵ月後58%まで増加
  3. 洗口剤週1回以上の使用率:研修前21%から研修1ヵ月後56%まで増加
研修前と1ヵ月後での平日の歯みがき1日3回以上実施率の比較

この結果からもオーラルケアと習慣化は相性が良いことが推察されます。


(参考情報) 新入社員研修プログラム結果
※外部のウェブサイトへ移動します

07 企業で健康行動を習慣化させた具体的な事例:まとめ

今回は、「環境の変わるタイミング」でオーラルケア施策を実施し、小さなことから健康行動を習慣化させる事例をご紹介させていただきました。新入社員に限らず、オーラルケアは気軽に、誰でも取り組むことができ、健康行動を習慣化するきっかけづくりとしてもオススメです。

ライオン株式会社では、従業員の歯と口の健康から企業の健康経営を支援する「おくちプラスユー」というサービスを提供しています。健康行動の習慣化には興味があるけど、何から始めて良いか分からないというお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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