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Column
オーラルケア
健康経営
健康経営に取り組むうえで、従業員に健康的なライフスタイルを送ってもらえるよう、日々試行錯誤している担当者の方も多いかもしれません。
以前ご紹介した喫煙者へのアプローチをはじめ、メタボ対策としての食生活改善や、メンタル不調の予防策など、多様な施策を実施する中で、どのように従業員に実践を促すか悩まれる方も多いと思います。
今回、健康経営銘柄2024でもある、DeNA社で長年健康経営を推進させてきた平井氏(現 株式会社イブキ代表取締役)に、従業員と向き合ってきたなかで、実際に多くの人に健康的な習慣をもたらすことができた具体事例について、インタビューを行いました。
株式会社イブキ
代表取締役 平井孝幸
2011年にDeNA入社。2015年から従業員のワークパフォーマンスを高めるための健康サポートを始める。DeNAでの取組みが経済産業省から評価され、健康経営銘柄を取得。現在は、DeNA在職中(2018年)に起業したイブキにて、健康経営コンサルティングや企業向けヘルスケア動画サービスを展開。
著書『仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを毎日維持するためにしていること』(東洋経済新報社)
2024年の調査では、上場企業の約4分の1にあたる、1,203社が健康経営度調査票を提出するなど、健康経営はだいぶ浸透してきましたが、実際にビジネスパーソンは健康経営の恩恵を受けているのでしょうか?
戦略的に健康経営に取り組んでいる企業であれば、恩恵を受けている人は多いと思います。
しかし、一部の従業員だけしか恩恵を受けられていないという場合がほとんどのように感じます。
というのも、以前のコラムでもご紹介しましたが、健康取り組みに参加する従業員は、ヘルスリテラシーが元々高く、健康に興味がある人か、健康課題の解決方法を模索している中、たまたま社内の取り組みに気付き参加している人が多いためです。
自分の健康課題に気付いている人であれば良いのですが、そうでない場合、健康課題が表出してから、初めて行動を起こします。このような人へのアプローチは難しいものです。
今回は、健康意識が低く、課題を感じていなかった人が、健康的な生活習慣を身につけるようになったエピソードをご紹介します。
どこの会社でも、特に若い従業員などは健康課題が少なく、行動変容を促すのが難しいと聞きますが、アプローチ方法を聞かせてください。
たしかに、健康への関心が低く、課題を感じていない人達へのアプローチは難しいです。
私が経験した事例からオススメしているのは、オーラルケアの活用です。
歯をみがかない人が殆どいないように、オーラルケアは毎日の行動の一部になっています。一方、オーラルケアについて学ぶ機会はあまりありません。そのため、DeNA社の従業員には、以下のような人たちが多数いました。
このような人たちは、健康には関心がないものの、清潔好きだったり、知識欲があったり、外見をよくすることには熱心だったため、以下のことを伝えると毎日のオーラルケア習慣が、ガラっと変わりました。
※出典:山本他「日本歯周病学会誌」1975
他にも例えば、私がハブラシを10本以上使っていると自著に書いたところ、それを読んだ同僚が興味を持ち、ハブラシを試しにたくさん買うようになりました。その結果、オーラルケアグッズを集めるのが趣味になり、ハブラシを使うことが楽しみのひとつになったそうです。
他にも、オーラルケアへの関心が高まった結果、朝晩2回から昼食後にも歯みがきをはじめた人がいました。この人は、口の中がスッキリした状態が続くように、それまで習慣化していた菓子類の間食をやめることができたそうです。
以前よりも口の中に意識が向くことで、脂ぎったラーメンや味の濃い飲食店に行くことを控えるようになった人もいます。
さらに、口臭への意識が高まったことで、飲んだ翌日の二日酔いの自分のアルコールのにおいが気になり、お酒を飲みすぎないよう気を付けるようになったという事例もありました。
このように、オーラルケアに関する知識を得て、行動が変わることで、口腔だけでなく、その他の健康にも波及することがわかってきました。
累計200以上の健康セミナーやイベントを行ってきた中で、オーラルケアほど波及効果がある取り組みはなかったため、驚いたものです。
オーラルケアがさまざまな健康行動の起点になることがわかりましたが、今後どのようなつながりを期待しますか?
食生活だけではなく、今後はその他の心身へのポジティブな影響を期待しています。
また、メンタル面とのつながりもある自律神経を整えるうえで、噛むことはリズム運動になるため、自律神経が整いやすくなることがわかっています。
日々、忙しく働く中でも、ランチタイムにしっかりと噛んで食べることで、自律神経を整える習慣が身につけられるかもしれません。
参照:ガム咀嚼時の交感 ・副交感神経機能(PDF:1,596KB) ※外部のウェブサイトに移動します
他にも、噛む回数を増やすということは、以下のような効果が期待されていることが知られています※。
※出典:協会けんぽHPより ※外部のウェブサイトへ移動します
健康経営において、自社に食堂がある場合は、よく噛んで食べる必要のあるメニューを増やすことや、上記のような効果を従業員に知らせることもオススメです。
噛む回数が増えると、従業員の心身に様々な良い影響を与えられるかと思います。
オーラルケアに関する取り組みは、口腔だけではない広がりが期待できるため、オーラルケア単独だけでなく、食生活や自律神経など、既存施策との連携も模索されてみてはいかがでしょうか。
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